注文住宅の購入をお考えの皆さん、住友林業の坪単価について正確な情報をお求めではありませんか？
2025年6月現在、住友林業の坪単価は1坪あたり85〜110万円となっています。この記事では、実際に建てた方の事例をもとに、住友林業の坪単価や総額について詳しく解説します。
住友林業の坪単価｜2025年最新相場
基本的な坪単価の目安
2025年6月現在、住友林業の坪単価は1坪85〜110万円が目安となっています。これは建物本体価格のみの金額で、付帯工事費や諸経費は含まれていません。
坪数別の総額シミュレーション
以下は住友林業の坪単価85万円〜110万円を基準とした坪数別の建築総額です：
| 坪数 | 建物本体価格（万円） | 建築総額（万円）* |
|---|---|---|
| 25坪 | 2,125〜2,750 | 2,975〜3,850 |
| 30坪 | 2,550〜3,300 | 3,570〜4,620 |
| 35坪 | 2,975〜3,850 | 4,165〜5,390 |
| 40坪 | 3,400〜4,400 | 4,760〜6,160 |
| 45坪 | 3,825〜4,950 | 5,355〜6,930 |
*建築総額は建物本体価格に付帯工事費・諸費用を含めた概算値
実際の建築事例
事例1：34坪2階建て住宅
- 延床面積：34坪
- 総額：2,890万円（税抜）
- 坪単価：85万円
- 契約時期：2022年1月
オプション追加工事費（付帯工事費：420万円）を含めた場合は、総額3,310万円（税抜）・坪単価97万円となっています。
事例2：32坪住宅の場合
坪単価95万円で32坪の家の場合、住友林業の家の総額は「延床面積 × 125万円」で計算すると、大体リアルな金額が出せます。
住友林業が高価格な理由
1. 独自のビッグフレーム構法（BF構法）
BF構法とは、鉄骨造に用いられる梁勝ちラーメン構造を日本で初めて木造建築で採用した特許取得の住友林業オリジナル構法です。
BF構法の特徴
- ビッグコラム：一般的な柱が105mm角であるのに対して、BF構法では幅560mmのビッグコラム（大断面集成柱）を主要構造材として使用。
- 大開口・大空間：最大7.1mの大開口窓が可能
- 高い耐震性：震度7の揺れを22回、震度4から6弱の揺れを224回繰り返し与えても、構造躯体の耐震性が維持され続けることを確認しています。
2. 高品質な木材へのこだわり
住友林業は国産材にこだわり、高品質な木材を豊富に揃えています。樹種やグレードによって価格が異なり、希少価値の高い木材を選べば坪単価も上昇します。
3. ハイグレードな標準仕様
住友林業の標準仕様は他社のオプション仕様に相当するものが多く、初期費用は高くなりますが、追加工事費を抑えることができます。
商品別坪単価比較
主力商品の特徴と価格帯
1. My Forest BF（2階建て人気No.1）
- 坪単価目安：90万円〜110万円
- 特徴：内外装すべてが最高グレードで性能面も一級品となっています。良いところを全部乗せした贅沢プランですので、住友林業の強みを存分に取り入れたい方におすすめです
2. GRAND LIFE（平屋専用）
- 坪単価目安：100万円〜120万円
- 特徴：平家タイプの人気商品「GRAND LIFE」、平家暮らしを検討の方に最適な商品となっています。構造上の制約が少ない平家は空間をフラットに繋げられるので、高天井などトレンド要素を取り入れやすいです。
3. The Forest BF
- 坪単価目安：85万円〜100万円
- 特徴：完全自由設計でリーズナブルなプランを求める場合は、「The Forest BF」がおすすめです。四季とともに暮らしを愉しめる設計が特徴
4. Forest Selection BF（最安値プラン）
- 坪単価目安：80万円〜95万円
- 特徴：最安プランはセミオーダー型「Forest Selection BF」、平家・2階建てと選択可能ですが完全自由設計ではない点に注意です。
5. PROUDIO（3・4階建て）
- 坪単価目安：95万円〜120万円
- 特徴：都市部の敷地を有効活用する3・4階建て住宅
平屋と2階建ての坪単価の違い
延床面積が同じ建物でも、基礎や屋根の面積が大きい平家のほうが坪単価は高いです。実際、住友林業の坪単価の平均値は95万円ですが平屋建てに限定すると100万円を超えます。
他社ハウスメーカーとの坪単価比較
大手ハウスメーカー坪単価ランキング
| ハウスメーカー | 坪単価（万円） | 構造 |
|---|---|---|
| 積水ハウス | 90〜130 | 鉄骨・木造 |
| 住友林業 | 85〜110 | 木造（BF構法） |
| ヘーベルハウス | 90〜120 | 鉄骨 |
| 三井ホーム | 85〜115 | 木造 |
| セキスイハイム | 85〜110 | 鉄骨・木造 |
| 旭化成ホームズ | 90〜125 | 鉄骨 |
住友林業と同じく、高級志向と呼ばれる「積水ハウス」や「旭化成ホームズ」と比較してみると、住友林業の坪単価が若干ながら安めに感じられるでしょう。
コストパフォーマンスの検証
木造系ハウスメーカー各社を比較すると、住友林業は高価格帯ですがランニングコスト維持費を含めるとコストパフォーマンスが良いといえます。
長期的なメンテナンス費用削減
- 外装メンテナンス：外装メンテナンスは一般的に10〜15年ごとが目安ですが、住友林業では30年間メンテナンス不要です。
- 防蟻再施工：防蟻再施工（シロアリ駆除）も一般住宅より半分の回数に抑えることができます。
坪単価を抑えるコツ・値引き交渉のポイント
1. 商品選択による費用削減
Forest Selection BFを選択
「フォレストセレクション」は住友林業の家がお得に建てられるセミオーダープランです。完全自由設計ではありませんが、大幅な費用削減が可能です。
総二階建ての採用
同じ2階建てでも1Fと2Fの面積が同じ総二階のほうが、よりお得に建てられます。
2. オプション選択の工夫
標準仕様の活用
- キッチンは標準仕様の「壁付けキッチン」を選択
- 外壁はコスパの良い「サイディング」を選択
- 必須ではない窓の数を最小限に抑制
施主支給の活用
- エアコンや給湯器などの設備を施主支給にする
- 照明器具やカーテンは自分で手配
3. 値引き交渉のタイミング
決算期を狙う
- 9月（中間決算）、3月（本決算）は値引き交渉がしやすい
- 月末のタイミングも効果的
紹介制度の活用
住友林業には紹介制度があり、既に住友林業で家を建てた人から紹介を受けると、割引特典が適用される場合があります。
実際の見積もり例と注意点
見積もりの内訳構成
建築総額は以下の要素で構成されます：
- 建物本体価格（全体の約70%）
- 付帯工事費（全体の約20%）
- 地盤改良工事
- 外構工事
- 屋外給排水工事
- 諸費用（全体の約10%）
- 登記費用
- 住宅ローン手数料
- 火災保険料
予算オーバーを防ぐポイント
1. 早期の資金計画策定
総額を把握するため、坪単価だけでなく付帯工事費も含めて計算することが重要です。
2. オプション追加の慎重な検討
オプションは追加するごとに総額と坪単価が上がります。事前に詳しい費用を知りたい場合は、担当者に確認しておきましょう。
3. 地盤調査結果への対応
地盤改良工事が必要になると、100万円〜300万円程度の追加費用が発生する可能性があります。
住友林業の保証制度とアフターサービス
構造躯体保証
- 初期保証：30年間
- 延長保証：最大60年間（有償メンテナンス実施時）
防水保証
- 初期保証：30年間
- 特徴：住友林業では30年間メンテナンス不要です。
24時間365日受付体制
住友林業コールセンターにより、緊急時の対応も安心です。
住友林業を選ぶメリット・デメリット
メリット
1. 優れた耐震性能
BF（ビッグフレーム）構法の耐震実験では、それを超える3,406ガルの揺れを加えても余裕でクリアしたとされています。
2. 高い設計自由度
木造建築に欠かせない通し柱が不要のため、「上下階で柱位置が異なる設計」や「臨機応変な提案」を可能にします。
3. 木材へのこだわり
国内外の森林を保有し、厳選された高品質な木材を使用
4. 高い顧客満足度
住友林業で建てたオーナーの97.9％が設計に満足と回答しています。
デメリット
1. 高い初期費用
一般的な注文住宅の坪単価が50～60万円ほど、ローコスト住宅の坪単価が30万～50万ほどなので、住友林業はハイグレード帯の価格設定といえます。
2. 将来のリフォーム制約
BF構法は住友林業独自の工法のため、将来のリフォームは住友林業に依頼する必要があります。
3. 工期の長さ
高品質な住宅を提供するために、工期が長くなる傾向があります。
まとめ｜住友林業の坪単価は投資価値のある選択
住友林業の坪単価85万円〜110万円は確かに高価格帯ですが、以下の理由から投資価値のある選択といえます：
1. 初期費用は高いが長期的にはお得
- 30年間の外装メンテナンス不要
- 高い耐久性による建て替え頻度の低減
- 優れた断熱性能による光熱費削減
2. 他社では実現困難な価値
- 独自のBF構法による大開口・大空間
- 高品質な木材による温もりある住空間
- 高い設計自由度
3. 資産価値の維持
- 大手ハウスメーカーのブランド力
- 高い建物性能による市場評価
- 充実したアフターサービス
**住友林業での家づくりを検討されている方は、坪単価だけでなく総合的な価値を評価し、長期的な視点で判断することをおすすめします。**まずは展示場見学やカタログ請求で、住友林業の家づくりの魅力を実際に体感してみてください。
よくある質問（FAQ）
Q1. 住友林業の坪単価に含まれないものは？ A1. 坪単価には外構工事、地盤改良工事、屋外給排水工事、諸費用などは含まれません。これらを含めた総額は坪単価の1.3〜1.4倍程度になります。
Q2. 平屋と2階建てで坪単価に差はありますか？ A2. はい。平屋は、2階建てに比べて基礎や屋根の面積が大きくなるため、坪単価は高くなる傾向があります。
Q3. 値引きはどの程度期待できますか？ A3. 一般的に建物本体価格の3〜8%程度の値引きが可能とされていますが、タイミングや条件により異なります。
Q4. ローンの審査で年収はどの程度必要ですか？ A4. 一般的に年収の5〜7倍程度の借入が目安とされているため、住友林業で建てる場合は年収600万円以上が安心できる水準といえるでしょう。
本記事の坪単価情報は2025年6月時点のものです。最新の価格については住友林業の営業担当者にご確認ください。
