サイエンスホームの評判は?坪単価や口コミから見る真壁づくりの家の実態【2025年最新】

目次

  1. サイエンスホームとは?基本情報と特徴
  2. サイエンスホームの良い評判・口コミ
  3. サイエンスホームの悪い評判・口コミと対策
  4. サイエンスホームの坪単価と費用詳細
  5. サイエンスホームの住宅性能
  6. 他社との比較分析
  7. サイエンスホームがおすすめな人
  8. 後悔しないための注意点
  9. まとめ

サイエンスホームとは?基本情報と特徴

サイエンスホームは、静岡県浜松市に本社を置く住宅メーカーで、国産ひのきと真壁づくりを特徴とした家づくりを行っています。2011年創業と比較的新しい会社でありながら、2024年10月時点で176社が加盟する全国区の住宅ネットワークまで急成長しています。

サイエンスホームの基本情報

項目詳細
会社名株式会社綿半林業SH
設立2011年
本社所在地静岡県浜松市
事業形態フランチャイズ展開
加盟店数176社(2024年10月時点)
施工エリア全国(一部除く)

サイエンスホームの3つの特徴

1. 国産ひのきへのこだわり サイエンスホームでは、国産ひのきをふんだんに使った家づくりを実施しています。ひのきは美しい木目と芳香、高い耐久性で知られており、視覚・嗅覚・触覚を通して木のぬくもりを感じられます。

2. 真壁づくりの採用 日本の伝統工法である「真壁づくり」で住宅を建てます。真壁づくりは、柱や梁が室内から見えるため、木を身近に感じられるだけでなく、実際に触って木のぬくもりを感じることが可能です。

3. 外張り断熱工法 一年中快適な高気密高断熱の外張り断熱、軸組×パネルで強固なハイブリッド工法を採用し、省エネ性能の向上を図っています。


サイエンスホームの良い評判・口コミ

実際にサイエンスホームで家を建てた施主からは、多くの好評価が寄せられています。

1. 国産ひのきの品質への高評価

サイエンスホーム最大の特徴である、国産ひのきをふんだんに使った住宅に対する高評価が多く見られます。家全体に広がる木の香りは、住む人に癒しを与え、リラックス効果を高めてくれます。

実際の口コミ:

「家の中は、木の香りがふわり。ログハウスの様な柱や梁が出ている木に囲まれた内装で、その温もりにみんなが癒やされました。寒い冬の日に行きましたが、室内がとても暖かく驚きました。」

2. 健康効果への評価

ひのき自体が持つ調湿効果により、一年を通して快適な湿度が保たれ、アトピーやアレルギーの改善が見られたという声もあります。

実際の口コミ:

「ひのきの家に住んでから、子どものアトピーが改善したように感じます。以前は、乾燥する時期になると肌がかゆくて仕方がなかったのですが、今は症状が落ち着いています。」

3. コストパフォーマンスの良さ

予算が限られていたので、最初はひのきの家は諦めていたのですが、サイエンスホームさんは、手の届く価格で提案してくれましたとの声が多数見られます。

実際の口コミ:

「他のハウスメーカーでは、坪単価が70万円以上すると言われましたが、サイエンスホームさんは、坪単価50万円台で建てることができました。」

4. 担当者の対応力

サイエンスホームの担当者は親身になって相談に乗ってくれ、顧客の要望を丁寧に汲み取ってくれるという声が多いのが特徴です。

実際の口コミ:

「住宅ローンのアドバイスや色々細かな手続きのことなどを都度教えていただいたので、本当に助かりました。おかげで自分たちのイメージ通りの家が完成し、とてもうれしく、幸せです。毎日楽しく快適に過ごしています。」


サイエンスホームの悪い評判・口コミと対策

一方で、サイエンスホームには改善が必要とされる点も存在します。

1. 断熱性能への不安

サイエンスホームでは、外張り断熱を採用し、高い断熱性を確保していますが、地域や家の構造、間取りによっては、冬場の寒さや夏場の暑さを指摘する声もあります。

実際の口コミ:

「冬は、窓際が寒く、結露が発生することもあります。断熱性を重視するなら、窓の性能を上げるなどの対策が必要だと感じました。」

対策:

  • 窓の性能アップ(樹脂サッシ、Low-Eガラスなど)
  • 断熱材のグレードアップを検討
  • 暖房効率を考慮した間取り設計

2. 加盟店による品質のばらつき

サイエンスホームはフランチャイズ展開しているため、店舗や担当者によって、対応の質に差があるという意見が見られます。

実際の口コミ:

「最初の打ち合わせから全てにおいて失敗だった。営業、現場監督も年齢も若いため経験が浅く、設計士とは一回も会ったことない。要望は当初はできます。途中で何らかの理由をつけられできないと言われる。」

対策:

  • 事前に加盟店の実績と評判を確認
  • 担当者との相性を重視
  • 不満がある場合は担当者の変更を依頼

3. 防音性の課題

防音性の低さに注意が必要であると指摘。特に2階の音が1階まで良く響くため、音に敏感な人は注意が必要です。

対策:

  • 防音性を重視する場合は設計時に相談
  • 防音カーテンや防音マットの設置
  • 間取りの工夫で音の影響を軽減

4. 設備配置の制約

真壁づくりの特性上、電気の配線や設備の取り付けに制約があり、選択肢が狭くなる場合があります。

対策:

  • 設計段階で詳細な設備計画を立てる
  • 真壁づくりに対応した設備選択
  • 事前に制約事項を確認

サイエンスホームの坪単価と費用詳細

坪単価の目安

サイエンスホームの坪単価は45万から65万円(当サイト調べ)と、ミドルコストに位置します。

坪数建築費用目安総額目安(諸費用込み)
20坪900万~1,300万円1,280万~1,850万円
30坪1,350万~1,950万円1,930万~2,780万円
40坪1,800万~2,600万円2,570万~3,710万円
50坪2,250万~3,250万円3,210万~4,640万円

*注:上記は建物本体価格をベースとした目安で、付帯工事費や諸費用は別途必要

他社との坪単価比較

ハウスメーカー坪単価目安特徴
サイエンスホーム45万~65万円国産ひのき、真壁づくり
アイダ設計35万~67万円ローコスト住宅
住友林業85万~110万円高級木造住宅
タマホーム40万~60万円ローコスト住宅

サイエンスホームの平均坪単価は45万円~55万円なので、タマホームやユニバーサルホームと同じく、ローコスト住宅のカテゴリーに属しています。

費用を抑えるポイント

  1. 標準仕様の活用:サイエンスホームの標準仕様は、必要な機能を備えつつもコストを抑えた設定となっています
  2. オプションの厳選:オプションは、一つ一つは少額でも、積み重なると高額になります。本当に必要なオプションかどうかを慎重に見極め、優先順位を付けて選びましょう
  3. キャンペーンの活用:早期契約割引などのキャンペーンを実施している場合があります

サイエンスホームの住宅性能

構造・工法

サイエンスホームは、木造軸組工法とモノコック工法を独自に組み合わせたハイブリッド工法を採用しています。

ハイブリッド工法の特徴:

  • 軸組工法の設計自由度
  • モノコック工法の面構造による強度
  • 真壁づくりとの両立

耐震性能

耐震性能:耐震等級2相当 サイエンスホームの公式ホームページ上では耐震等級に関する記述はありませんが、加盟店によれば最低でも耐震等級2相当を確保した上で設計士に依頼をしているそうです。

断熱・気密性能

断熱性能:UA値0.6以下 気密性能:C値0.7以下(ZEH仕様) サイエンスホームは「外張り工法」を採用しているので、基礎~壁~屋根まで構造躯体の外側から断熱材で覆い、魔法瓶のような断熱効果を期待出来ます。

地域別断熱性能例:

  • サイエンスホーム鹿児島:断熱等級5が標準仕様で、C値0.5以下、UA値0.59が基準

省エネ性能

ZEH仕様ならば高気密高断熱住宅と考えて良いかもしれませんね。ただし、ZEH対応は標準仕様ではなく、オプション対応となる場合があります。


他社との比較分析

同価格帯ハウスメーカーとの比較

サイエンスホーム vs アイダ設計

項目サイエンスホームアイダ設計
坪単価45万~65万円35万~67万円
特徴国産ひのき、真壁づくりコストパフォーマンス重視
工法ハイブリッド工法木造軸組工法
デザイン和モダンシンプルモダン

サイエンスホーム vs 住友林業

項目サイエンスホーム住友林業
坪単価45万~65万円85万~110万円
木材国産ひのき多樹種対応
工法ハイブリッド工法ビッグフレーム構法
保証基本10年最長60年

サイエンスホームの競合優位性

  1. 価格優位性:比較的リーズナブルな価格で、1000万円台から家を建てることができる点も魅力のひとつです
  2. デザイン性:サイエンスホームは、2014年と2015年にグッドデザイン賞を受賞しています
  3. 独自性:真壁づくりと国産ひのきの組み合わせは他社にない特徴

サイエンスホームがおすすめな人

1. 木のぬくもりを重視する人

大手ハウスメーカーより大幅に安く家づくりをしたいけれど、自然素材の質感も諦めたくない方に最適です。

2. 和モダンデザイン好きの人

今時のデザインではなく、和風テイストで古風な家が好みの方、ひのきを構造体に使用した住宅で暮らしたい方におすすめです。

3. コストパフォーマンス重視の人

国産ひのきを使用した真壁づくりの住宅でありながら、比較的リーズナブルな価格帯を実現しています。予算を抑えたいけれど、自然素材の温もりも諦めたくないという人にとって、サイエンスホームは魅力的な選択肢です。

4. 健康志向の人

ひのきの調湿効果や抗菌効果を期待する方、シックハウス症候群やアレルギーに配慮した住環境を求める方に適しています。


後悔しないための注意点

1. 加盟店選びが重要

施工や顧客対応はすべて加盟店に任せられているため、建築や対応のクオリティは加盟店によって変わります。

確認ポイント:

  • 加盟店の施工実績
  • 過去の顧客満足度
  • 担当者の経験年数
  • アフターサービス体制

2. 真壁づくりの特性理解

梁をむき出しにするデザインが特徴です。「梁」は、建築や土木構造物において、水平に設置される部材のことを指します。

注意点:

  • 電気配線の制約
  • 清掃・メンテナンスの方法
  • 家具配置の制限

3. 断熱性能の確認

サイエンスホームは冬も暖かく過ごせることを特徴の1つとしていますが、地域や間取りによっては期待ほどの暖かさを感じない方もいるようです。

対策:

  • 地域の気候条件に合わせた仕様選択
  • 断熱材のグレードアップ検討
  • 暖房計画の事前検討

4. 保証・アフターサービスの確認

サイエンスホームは建てた後の保証やアフターサービスに関して、公式ホームページ上に記載がありません。

確認事項:

  • 初期保証期間
  • 延長保証の有無
  • 定期点検スケジュール
  • 緊急時の対応体制

2025年住宅市場の動向とサイエンスホーム

住宅市場の現状

2023年(暦年)における注文住宅の新設着工戸数は22万4,352戸(前年比▲11.4%)と、1959年の20万4,280戸以来、実に64年ぶりの低水準となっています。

市場縮小の要因:

  • 建築コストの上昇
  • 住宅ローン金利の上昇懸念
  • 人口減少の影響

サイエンスホームの市場ポジション

強み:

  1. 価格競争力:ローコスト住宅カテゴリーでの差別化
  2. デザイン性:グッドデザイン賞受賞の独自性
  3. 展開力:フランチャイズによる全国展開

課題:

  1. 認知度向上:2011年創業の新しいブランド
  2. 品質統一:フランチャイズ方式による品質管理
  3. 保証体制:大手他社との差別化

まとめ

サイエンスホームは、国産ひのきと真壁づくりという独自の特徴を持つハウスメーカーです。坪単価45万円~65万円と、ローコスト住宅メーカーと比較するとやや高めですが、中堅ハウスメーカーの中では比較的リーズナブルな価格設定で、木のぬくもりを感じる住まいを実現できます。

サイエンスホームの評価ポイント

◎ 特に優れている点

  • 国産ひのきの品質と香り
  • 真壁づくりの独自デザイン
  • コストパフォーマンスの良さ
  • グッドデザイン賞受賞の実績

○ 良い点

  • 外張り断熱による省エネ性能
  • 1,000万円台からの価格設定
  • 全国展開による利便性

△ 注意が必要な点

  • フランチャイズによる品質のばらつき
  • 断熱性能の地域差
  • アフターサービス体制
  • 防音性能の課題

検討時の重要ポイント

  1. 複数社比較の実施:ハウスメーカーを選ぶ際に一番重要なのは、複数のハウスメーカーを比較検討することです
  2. 加盟店の選定:担当者の経験と実績を重視
  3. 実物確認:展示場によっては「宿泊体験」を実施しているため、気になる方は実際の住み心地を確認してみるとよいでしょう
  4. 詳細仕様の確認:断熱性能や保証内容の詳細確認

最終的な判断基準

サイエンスホームは、木のぬくもりを重視し、コストパフォーマンスを求める方には魅力的な選択肢です。ただし、フランチャイズ方式の特性を理解し、信頼できる加盟店選びが成功の鍵となります。

家づくりは、一生に一度の大きな買い物です。時間をかけてじっくりと検討し、後悔のない選択をしてくださいね。


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この記事の情報は2025年1月時点のものです。最新の詳細については、サイエンスホーム各加盟店にお問い合わせください。